基本方針
令和7年は、団塊の世代が後期高齢者となり、医療や介護の需要が高くなる「2025年問題」の年となります。また地域では孤独や孤立、貧困問題、複雑化する課題を抱える個人や世帯の増加等、多くの福祉課題が潜在化しています。このような中、国は子ども・高齢者・障害者など全ての人々が地域、暮らし、生きがいを共に創り、高め合うことができる地域共生社会の実現を目指しています。支え手側と受け手側に分かれるのではなく、地域の方々が支え合いながら自分らしく活躍でき、様々なサービスと協働して助け合いながら暮らすことのできる仕組みづくりのため「地域力」への期待が高まっています。社会福祉協議会が行っている活動を関係団体と連携しながら発展をさせ、地域住民一人ひとりが「ふだんの くらしの しあわせ」を感じられるような福祉のまちづくりを進めてまいります。
令和7年度は、「第4期朝霞市地域福祉活動計画」及び「第2期発展・強化計画」が最終年を迎えることから、併行して次期計画の策定を行うこととなります。
「地域福祉活動計画」と「発展・強化計画」は、社会福祉協議会の両輪となる計画です。本会の果たすべき使命や経営理念を明確にし、組織の基盤強化を図るとともに住民・団体アンケートやヒアリング、地域懇談会でいただいたご意見から地域課題や住民ニーズを掘り起こし計画に反映してまいります。そして行政と協働しながら住民主体の福祉のまちづくりを目指して、職員一人ひとりが求められる役割を理解し、地域福祉の中核機関としての使命を果たすことが出来るよう務めてまいります。
また、朝霞市の指定管理事業や業務委託では、利用される方々のニーズを受け止め、安全な施設運営とサービスの充実、そして社会福祉協議会の活動の主旨と連動させながら、地域に根ざした運営を行ってまいります。
重点項目
- 令和7年度は、第2期発展・強化計画及び第4期朝霞市地域福祉活動計画に基づき、社協組織全体で以下の取り組みを重点項目として位置づけ、取り組んでまいります。
1.社協発展・強化計画に基づく組織体制の基盤強化
(1)組織体制の強化
◇運営体制の強化
◇事業継続計画(BCP)に基づく危機管理体制の強化
◇中期経営計画(第3期発展・強化計画)の策定
◇事務事業の強化
◇PR力の強化
(2)人材育成の取り組み
◇人材育成指針に基づく職員育成の実施
◇キャリアデザインの体系化
◇職員研修制度の充実
(3)財政基盤の強化
◇経費の有効活用
◇財源の確保
2.第4期朝霞市地域福祉活動計画に基づく重点事業
【基本目標①】
市民の暮らしを支える仕組みづくり
◇地域共生社会の実現に向けた仕組みづくり
◇相談支援体制の充実
◇保健医療・社会福祉サービスの充実
◇権利擁護の推進
◇生活困窮者等への支援の充実
◇地域住民の交流の促進
【基本目標②】
思いやりと支え合いの心づくり
◇地域福祉に関する理解と参加の促進
◇支え合い・助け合いの気持ちの醸成
◇地域での見守りの充実
◇情報共有・発信の充実
◇地域福祉を支える団体の活性化・人材の育成
【基本目標③】
安心で暮らしやすい地域づくり
◇施設等の整備・充実
◇防災対策の充実
◇防犯対策の充実
◇外出・移動の支援
◇住まいの確保等への支援
お問い合わせ
総務係
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